時計

2013年1月3日 at 12:27 AM

マニュファクチュール|完全自社生産体制をもっている時計メーカーは?

2013/1/2 シチズン公式 シチズンならではの機械式時計製作技術を継承

 

マニュファクチュールとはムーブメントまで含めて完全に自社のみで生産していることを指します。

 

自社でまかなうことができるレベルでカテゴライズすると以下のようになります。ただしブレゲなど一部のメーカーでは高級モデルのみ自社生産であったりクロノグラフのみ外部供給を受けていたりするため、完全に区分けすることは難しいです。

 

1.汎用ムーブをそのまま用いている

フランクミュラー、ハミルトン、ショパール、グラハム、Sinn、ジラール・ペルゴ、パネライなど

汎用ムーヴとして広く利用されているETAやレマニア、ルクルト配給のムーブをポン載せ(改良せずそのまま載せている)モデルもリリースしているメーカー。低い評価をつけられがちですが、もともとの汎用ムーブの完成度が高いため、オリジナル要素がない分メーカー外でもメンテナンスがしやすいのが評価ポイントです。

 

なお、クロノグラフ系についてはロレックスやパテックなどほとんどのメーカーで外部からバルジュー(ETA Valjoux)などのムーブ供給を受けているケースが多いです。

 

 

2.一部改良を施して用いている

ブレゲ(レマニア)、IWC(ETA)、オメガ(ETA。スピマスなどクロノはレマニア)、ブライトリング(ETA)、タグホイヤー(RTA)、カルティエ(ETA)、ノモス(ETA)など

汎用ムーブの使用権や設計図を借用(無断で流用しているものも含む)し、自社のラインアップ用に一部開発を施したムーブメント。

オメガのコーアクシャルなど、新機能を搭載することでもはやオリジナルと呼べる域まで到達しているものも存在します。

ブライトリングのようにこのレベルで完全自社生産を謳っているメーカーもあります。

参考)ETAムーヴメント ~ エタベースの時計メーカーの改良ポイント一覧

3.共同開発したムーブを用いている(ファブレス・マニュファクチュール)

バゼロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ(FP)など

共同で開発費を負担してムーブメントの開発設計を行い(オーデマは設計の主担はオーデマ)、他社(ルクルト)に製造のみを委託しているメーカー。これらのムーブメントはグループ内(リシュモン)であれば利用可能であったりします。

 

 

4.一部の部品のみ自社で製造できない

パテックフィリップ、ロレックスなど

自社生産と呼べるのはこのレベルでしょうか。

ほとんど自社生産ですが、ヒゲゼンマイなど一部のパーツを外部に頼っているメーカーです。ヒゲゼンマイは機械式時計の最も重要な基幹部品であるため、材質にも耐磁しにくいシリコン(スォッチグループオメガ、パテック)やパラクロム(ロレックス)が用いられたりします。

 

 

5.完全自社生産

ランゲ・アンド・ゾーネ、パルミジャーニ・フルリエ、ジャガー・ルクルト、ピアジェ、ゼニス、ロジェ、セイコー、シチズンなど

すべての部品を完全に自社で製造しているメーカ。超高額モデルのみを取り扱うパルミジャーニ、自社で製造したムーブをいろいろなモデルに使いまわししているセイコーなど、このレベルを維持するにはかなりの体力を必要とします。なおシチズンでは時計のパーツをつくるための機械まで含めて完全自社生産できるため、設計の幅も大きく広がっています。

 

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