時計

2012年12月23日 at 2:01 AM

ハック機能(秒針停止装置)がないスピマスプロなどの時計で秒を合わせる方法

ハック機能とは、秒針停止装置・秒針規制装置とも呼び、時刻あわせの際に秒針を一時停止する機能です。古い機械式の時計ではとくにこの機能が設けられていません。

 

オメガ スピードマスター 50周年記念モデル 311.30.42.30.13.001などの比較的新しい時計でもハック機能は搭載されていない場合があります。

 

このような場合、竜頭を一段引き上げた状態で、手前にかなりゆっくり回すと、秒針が反時計回りの動きに回るので、微調整しながら時刻を合わせます。この時、上手くいけば秒針を止める事も出来ます(この場合基準時刻の秒と合うまで、待っていれば良い)。

 

うまく止まるかは筒かなと言う部品の締め付けの調整に依存します。

 

筒かなとは、単純な円筒形のパーツで、ムーブメントの動力が針に伝わる力と、時間合わせの時にリューズを回して針を動かす力、この二つの力を適切に切り離す役目を負っています。もし、針がムーブメントの動力にしっかりと固定されているとすると、リューズを引いて時間合わせをしたいときに針が自由に動かせなくなってしまいます。かといって、針が完全に自由に遊んでしまうとムーブメントからの動力を正確に反映できなくなってしまいます。

そこで、筒かなは、ムーブメントからの動力を伝える車、具体的に言いますと2番車の真(1時間で1回転する)に半固定されているのです。極端にいえば、筒かなは2番真に摩擦で止まっているのです。

この摩擦が大きすぎると、時間合わせのときに針を自由に回そうとしてもスリップが重くなり使いにくくなります。
逆に摩擦が小さすぎると、2番真の回転を正確に反映できなくなり、針が時間に合わせて正常な動きをしなくなります。

そこで、技術者はこの筒かなを適切な絞め具合になるように調整(「ゆっくりと針を逆回ししたときに、テンプが止まる程度」につぶす)しています。

 

なお、この秒まできちんとあわせる行為は、もともとハック機能がない時計では想定外の操作ですので、針を逆回ししすぎて、ガンギ車が激しく逆回転したりすると、今度はアンクルに変な傷がついてしまい時計を痛めます。あまり行わないほうがよいでしょう。

 

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