時計

2012年12月3日 at 3:13 AM

シチズン デュラテクト VS セイコー ダイヤシールド|時計の表面効果処理

2012/12/2 シチズン公式 デュラテクト

 

ビッカース硬度を上げ、傷が付きにくくする表面硬化処理。

 

シチズンの表面硬化処理 – デュラテクト

シチズンのチタンモデルの多く、ステンレスの一部に採用されています。

 

プロマスター PMV65-2271 SKY-ワールドタイム

チタンモデルの外装の傷防止に

 

シチズンの薄膜コーティング技術の歴史は、1974年新技術開発事業団(現:科学技術振興機構)より 委託されたイオンプレーティング技術の実用化研究から始まり、1976年には世界に先駆け時計外装部品への応用実用化に成功、国内、海外での事業化を経て、1983年に受託コーティングサービスを開始しています。
その後、中間層を設け密着性を飛躍的に向上させたDLC(カーボン硬質膜)、チタンの表面状態を損なうことなく硬化させるMRK(チタン表面ガス硬化技術)などの開発・実用化を進めてきました。

 

 

デュラテクトのビッカース硬度は1000~1200なので、 無機ガラス(700)より硬く、サファイアガラス(1400)に迫る硬さを誇ります。打ち傷は無理ですが、表面の微細な擦り傷はほぼ無効化してくれるのでいつまでも新品のような金属の輝きが楽しめます。

 

・IP(イオンプレーティング) 装飾膜として使用。
 ・TIC(チタン色の皮膜)
 ・PTIC(エクシードなどのファッションモデルに)
 ・GOLD(金色の皮膜。通常金メッキ部分にはデュラテクト加工ができなかったが、本技術により解決)
・DLC(ダイヤモンドライクカーボン)機能膜として使用。ダークグレー色
・MRK(チタン硬化処理)熱処理。チタン素材の表面硬化。スポーツウォッチに使用

 

IP技術系統のPTICはプラチナを混ぜており未処理のステンと比べ、 プラチナ色からか綺麗に映ります。

 

なおコーティング自身も経年変化で徐々に擦れて磨耗し効果が薄くなります。

シチズンではコーティングサービスも受け付けています。

シチズンの受託表面処理サービス

 

参考)シチズンの両面無反射コーティングはサファイアガラス並みに硬くはげにくい

 

ラドーのようにケース素材自身が非常に硬い場合、このようなコーティング技術に頼らなくてよいのはありますが、逆にいろいろな材質にあわせて使い分けを行えるデュラテクトと異なり素材の質感の幅は狭まります。

1957年に設立したラドーの超合金(超硬質合金、ハードメタル)モデルはタングステンと炭化チタニウムの合金であり、高い硬質性を誇ります。2012年に発表された「ラドー ハイパークローム」はさらにハイテクセラミックによるモノコック構造によりデザイン的にも傷を回避しやすい構造になっています。

 2012/5/17 GQ Japan ラドーの新しいトビラは、未来都市ドバイで開かれた

ラドー01

 

 

セイコーの表面硬化処理 – ダイヤシールド

セイコー公式 ドルチェ&エクセリーヌ

 

セイコーの表面加工技術で、ビッカース硬度は350~400程度です。

 

セイコー プロスペックス ゼータリング SBDQ007
ダイヤシールドHISβ

 

シチズンのデュラテクトに比べ意外と脆く、初期の頃の実装モデルでは一度剥がれると日焼けした皮膚のように爪でカリカリ剥がれてしまいます。現行は大分改善してきています。

 

2013/1/7 セイコー公式 時計に傷がついてしまった

 

 

参考動画)シチズン デュラテクト加工したチタニウム板の上でタップダンスを踊りまるで傷がつかないことを実証

2012/9/13 youtube ATTSESA TITANIUM

デュラテクト

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